「LOOSER」アンコール東京公演

2004年12月22日 日本青年館

今回は、ハッキリ言わせていただきます。
正直苦言を並べますけど、あえて続きにもしません。

今回の「LOOSER」アンコール東京公演は、こんな程度のものしか見せられないならあえて厳しいスケジュールの中、無理してやるべきではなかったと思う。
とにもかくにも稽古不足としか言いようがない。

客のレベルも低すぎ。毎回スタオベなんてそんな出来の芝居じゃなかったし、観劇マナーもなってないのが多すぎる。

携帯鳴らした方、昼は土方と松平のところでピロピロと、夜は鴨と梅のあのシーンでナックスハリケーンが流れてた。
さらに昼公演の時、シゲが土方と桂を説得してるときにトイレに立つ方。
トイレに立つのはしょうがないとしてもそのシーンで、ひっそり立つならまだしもすくっと立ち上がるのは明らかにおかしい。
周りの迷惑を考えなさい。
カーテンコールの時、後ろの席にいた方が洋さん子猫らしく「洋さーん洋さーん」と連呼し手を振りまくり、人の頭にバンバン当たってるのに謝りもしない。

お忙しい中、足を運んでしまった業界関係者ならびに芸能人の皆さんこんなんで済みませんと謝りたいよ・・・
救命チームの人とかも結構来てたみたいだし、自分は小市さんを確認した。なぜか子役の神木くんもいた。

照明チーム、青年館って言う箱が劇場でないからということもあるかもしれないけど、暗転のときもう少し暗くできなかったのか。
全部スタンバイが見えちゃってるし、デジタル時計は付けっぱなし。
音響チーム、どれも微妙な間があってものすごく気持ちが悪い。
3拍くらい間が多いのよ。テンポってものがあるじゃないか。

音尾くん、夜公演のとき、ひとつ「土方さん」という台詞飛ばしてましたね。
それもシゲがあとに「あんな緩いのが土方?」って続くあそこ。
そこは飛ばしちゃダメでしょう。
でも、演じ分けはやっぱり素晴らしいです。
昼公演のカーテンコールで見せたあの怒りの表情は、一生忘れないと思います。
今までで一番怖い表情でした。横井なんてもんじゃない。ほんとに怖かった。
この公演すべてに対して怒ってるというか納得いってないって気持ち伝わりましたから、その気持ちを絶対忘れないでください。
(スタオベしてた方々、この表情見てなかったのか?
こんな表情見たら絶対立てないよ・・・)

顕さん、今回あなたが一番安定した演技をされてました。さすがです。
音尾くんと同じように悔しかっただろうと思います。
これからもそのマジメさを糧に芝居に取り組んでください。

洋さん、なぜイナダ組でできることがいつもNACSでできないんですか。
台詞量の違いはあるだろうけど、稽古不足の点では同じはず。なのにこの違い。
「か」と「た」が弱いんだと再認識。
肝心なところで噛むのは勘弁して「古高が自ら刃を立て・・・」云々のところ。
ただサンシャインの時より土方と坂本の演じ分けができていた。
そこだけは評価したい。

シゲ、夜公演の力入り過ぎより昼公演のさらっとした感じの芝居の方が好きでした。

リーダー、あなたが頑張ってまとめないとどうにもなりません。
ゲネあと5,6回くらいやらないとダメだったと思います。
このままで全国回るのは正直いうならやめた方がいいと思うくらい。
よっぽど気合い入れて脚本練って、洋さんのスケジュールを前もってかなり押さえて稽古時間を増やすようにしてください。
照明チームと音響チームの意思の統一化をきちんとしてください。
あなたの演出で一番重要なところなんですから。

今回でもう東京ではあまり見たくない。たぶん他の地区でも同じだろう。
NACSの芝居を普通に見れるのは札幌しかないんだなと実感した。
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