Out of Dream

マキノさんが演出だと、やはり大人な芝居になるんだな。すごく新鮮。
今回は、西川さん坂口さんが脇を固めてはいるけど、客演を3人迎えたり若手中心な割りにいつもとは違った大人な芝居になっていた。
どっちかといえば個人的には今回の方がすごく見やすくて好きな感じ。
大人な落ち着いた感じではあるけれど、笑いもちゃんとある。

温井さんがすごく艶っぽくてしっとりした感じでよかった。
客演の浅野さんが演じる松のちょっとダメな感じがまたいい。

フライヤーでM.O.P.の次回公演の日程も出て11月後半から12月初めと。
こちらは絶対観たい。

夏の雨夢は、8月9月と他の観劇が立て込んでるんで控えてシアテレ待ち。
9月の「極楽トンボの終わらない明日」は行くつもりだ。
この戯曲は以前に読んでいたので、芝居の形でちゃんと観たいなと思っていたから。

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思えばクドカン脚本の芝居を生でちゃんと観るのも初めてだった。
それにシェイクスピアものも初めてだった。
一応さらっとどんな感じかというのは調べたけど、1980年代と2206年の二つの時代をうまく融合させて、クドカンらしい台詞満載ですごく分かりやすくなってておもしろかった。

お松の最初の登場シーンが結構びっくりして笑えた。
内野さんとの夫婦のシーンのバカップルぶりは弾けてたし、歌も上手いな。
森山くんも歌やらタップやらダンスとこなしてて、あれだけいろんな曲あったのに、なぜか頭に巡るのは森山くんが歌ったあの曲だったりする。
これは、一応DVD買おうかな。
2階後方だったので、もう少し表情とかも見てみたい。

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前回のハーフの時は別々に観たんだけど、休み前を選んだので通し券で。
原作を読んだときもそうだったのだが、「ミス・ダンデライオン」の方が好印象。
久々のW岡田コンビが主演なのもそうだし、割と原作通りだったのも見やすかった。
あっという間の一目惚れより樹里の想いの方がより共感しやすい気が。
今回はどちらもハッピーエンドなんだけど、原作の段階で感じたが「クロノス」での吹原だけが一人で未来にはじき飛ばされてちょっとかわいそうなんだよな。
あとは前田さんのはじけっぷりがすごかった。

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四演目となるこの芝居は今回が初見である。
これまで何本かケラさんの作品を観たけれど、今までで一番すんなり入っていけて見やすかったし、いっぱい笑った。
その裏で深く切ない面も十分伝わる。
オープニングの映像がまた今回一段とカッコ良かったな。

購入したパンフを読むと、初演時の話とかがやっぱり切なくて、手塚さんのコラムが一番グッときてしまった。
ほんとは97年版のDVDも買いたかったのだけど、出費増えそうなので今回はちょっと我慢。

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古い家に一人暮らしをするシズ江。自分たちのことしか考えてない子供達。
一人暮らしの老人相手に言葉巧みに近づき親身な感じで接する詐欺まがいな安富ファンドの営業マン乃崎。それらを冷静に見つめる奈美。
シズ江の乃崎に対する絶対的な信頼感に乃崎が取った行動は・・・

騙しきれない乃崎の心の隙間をシズ江は見抜いてたからあんなに信頼してたんだろうか。
結果的に子供達と暮らさず、他人である奈美と暮らしているのもまた切なくじんわりと伝わる。

やはり棚田さんの存在感が大きい。
スター棚田がいると、グッと芝居が締まってくる。
今回は、素絵さんのおばちゃんがすごくいい味で好きだった。
Jの登場シーンでプロレス技は最前だとすごい迫力だった。
客演の黒さんがモノマネももちろんすごいけど、冒頭のおじいさん役と胡散臭い青柳との演じ分けがすごかった。
今後もイナダ組に出て欲しいな。また観たい。
あと、ようやく観られたイナダ組での河野。
ちょっと頼りない旦那役がはまっていていい味出していた。

最前ならではの発見もあった。
携帯や電話のシーンで、聞こえてくるスピーカーがその役者の立ち位置によって違って、あんなところにスピーカーを仕込んであるんだってのがわかっておもしろかった。

次回の亀屋はえんかんオンリーなので、観られないのがなんとも・・・
そうなるとロードツアーはぜひとも観たい。

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